自動車は高額商品ですので、ごく普通にはローンを組むものでしょう。
マイカーローンにも、残価設定ローンなど種類がいろいろあります。ですがその前に、どこで貸してもらうかというテーマがあります。
ローンを組む際、自動車を購入するカーディーラーのお勧めのまま、ディーラーのローンを組んでしまうことが多いかもしれません。
ディーラーで申し込めるローンは、信販会社と提携した商品です。
オリコ、セディナ、ジャックスなどの信販会社はおなじみでしょう。トヨタ系のトヨタファイナンスも信販会社です。ディラーのローンは、金利が高いというのが最大のデメリットです。安くても5%、高いと8%くらい取られます。
それから、完済まで所有権が購入者に移動しません。これは、きちんと返済を続けている人にはさして関係のない話ではありますが、気になる人もいるでしょう。
もっとも、ディーラーローンを積極的に利用するメリットもあります。
手続が驚くほど簡単だというのがひとつ。
それから、ディーラーローンが契約されるとディーラーにもキックバックがあるので、ディーラーで申し込むと喜ばれます。交渉次第では、車の値引きが受けられたり、オプションやパーツを無料で付けてもらえることもあるのです。
繰上げ返済など使って早めに完済する自信がある人は、金利の高いディーラーローンを交渉材料にする手もあるでしょう。
自動車ローンは、さまざまな金融機関で提供されています。
金利を安くしたい場合はこちらを申し込みましょう。
ただし、審査は厳しくなります。ディーラーローンの信販会社のように金融機関が車の所有権を持てないため、貸し倒れのリスクを背負わなければならないからです。
自動車ローンを提供している金融機関は、銀行や信用金庫、JA、ろうきんなどいろいろあります。
損保ジャパン日本興亜の自動車ローンも有名です。
JA、ろうきんは各組織によって自動車ローンは千差万別です。金利も異なりますし、口座を持っていなければ最初に発生する出資金の額も様々です。
最近は地方銀行が積極的に自動車ローンをアピールしています。中には、居住地域を問わないものもありますので、なじみのない地銀であっても選択肢に入ります。
銀行等の金利は1.5~3.0%程度と、ディーラーローンよりだいぶ安くなります。そして、取引状況により、金利をさらに下げてもらえる場合が多いです。
ただし、金利は保証料込みの場合と、保証料を含まない場合がとあるので、比較の際は気をつけましょう。